適応障害と僕の生きる道

30代で「適応障害」と診断された僕の心と向き合うための生活日記。

適応障害になるまでの心のSOSのサイン

今振り返ってみると、「適応障害」と診断されて、休職になるまでにいろんなサインが出ていたなぁと思います。

そのほとんどを「疲れているから」「忙しいから」「気のせい」とごまかしていたけれど、きっとそれが心のSOSのサインだったんだと今は思います。

適応障害 SOSサイン

 

自分の振り返りのためや「心の病かも」と不安になっている人のためになれば助けになるかもしれないので、自分が「適応障害」と診断されるまでにどんな前兆があったのか振り返ってみます。

 

 

夢の中でも仕事している

こういった病気じゃなくても社会人なら仕事をしている夢を見ることもあるとは思うのですが、 その頻度がめちゃくちゃ多かったです。

3日に2日は仕事している、あるいは職場にいる夢を見ていました。不思議なのは今の職場だけでなく、前の職場とかも出てきたところです。

職場の人と話しているだけで、実際に仕事をしていないことも多かったのですが、寝ている間も起きている時も職場にいる感じになるので、気持ちが全然休まっていなかったです。

忙しいからとそういう夢をみるのだろうと思っていましたが、今思えば立派なサインだったんだなって思います。

 

仕事の行く前の出勤準備の中でルーチンの中、オエッってえずくほど息苦しくなる

僕の場合、朝起きたら

筋トレ→シャワー→朝ごはん→着替え→家を出る

こんな感じのルーチンだったのですが、朝は喉に異物感があるような感じで息苦しくなって、まず筋トレができなくなりました。

 

シャワー浴びている時はオェッってなることもよくありました。

どうやらシャワー浴びると頭の仕事のスイッチがオンになるらしく、職場で何をするかっていうの無意識にするようになっていたので、この時は1日の中で結構ピークで体調に出ていました。

 

それでも時期的にコロナとかも流行っている時期だったので、精神的な病の心配より「コロナだったらどうしよう」って心配の方をしていました。笑

 

どんどんその頭の中でイメージすることがネガティブになってしまうことが多くなりました。

なんやかんやそのイメージ通りに悪いことが起きるということもそこまで多くはないのですが、仕事でうまくいかなかった時は痛恨の一撃です。笑

毎日気持ちがかなり重たかったです。

 

普段吸わないタバコを職場にいる時だけ吸うようになった

僕は煙草を禁煙して5年ほど経って、今や「煙草を吸いたい」と思うこともほぼないのですが、気づいたら煙草を吸うようになっていました。

しかも不思議なのが職場にいる間しか吸わないし、「吸いたい」と思わないんです。

休日も休職期間に入っている今も一本も吸っていませんし、「吸いたい」とも思いません。

 

喫煙所で同僚に「あれ?タバコ吸ってましたっけ?」って聞かれた時に、「いやー最近ストレスが溜まっててww」みたいな感じで答えているんですよね。笑

その時は冗談っぽい感じで会話が終わったのですが、その時モロ答えを出してましたね。笑

 

飲酒の量が増えた

1日で飲むお酒の量が増えましたね。

まぁ、元々お酒を飲むのは好きなので全てが病気のせいではないかもしれませんが、、笑

 

夜にシラフの状態でいると不安だったんですよね。

だから、酔うためにお酒をたくさん飲んでいました。

 

無理やり仕事のスイッチをオフにしている感じです。

 

幸か不幸か、お酒は割と強い方なので、飲んでもあまり酔わないんです。

でも、酔うためにお酒を飲むわけだから、飲む量も飲みますよね。

1時間で1人でワインのボトル1本飲むみたいな異常な飲み方をしていましたね。

 

家族にもアル中になったんじゃないかと本気で心配されました。

今では「今日は飲まない」って意識すれば一杯も飲まない日もできるので、アル中ではないと思うのですが、、

 

お酒は好きなの今でもお酒は飲みますが、休職中に入ってからはそういう飲み方はしなくなったと思います。

 

変に短気になって、人ごみが苦手になった

何度かこのブログでも書いたことはあるのですが、些細なことで感情的になってしまってトラブルを起こしてしまうことがありました。

家や職場ではそういったことはないのですが、街中ではたまにそういったトラブルを起こしてしまうことがあるので、どんどん人混みが嫌いになりました。

 

運よく近くに止めてくれる人がいたから良かったけれど、下手したら傷害事件を起こしていたかもと思うと本当に恐ろしいです。

絡まれたら、「むしろストレス発散ができるからラッキー」ぐらいに思っていましたからね。

 

もう精神的におかしかったんだと思います。

そういった症状が出ていると少しでも思ったら、心療内科かカウンセラーに相談したほうがいいです。

 

この場所で自分が適応していないような気がしてしまう

これは上の人混みが嫌いになったというのと関連もしているのですが、些細なことで感情的になってしまう自分が恐怖だったし、そういった自分を抑えるために自然と外を出歩くことも嫌になってしまっていたので、「この場所に自分は適応していないのかな」って考えてしまうことが多かったです。

 

特に少し前までアメリカで生活をしていて、帰国してまだ1年〜2年の間に感情的になってしまうことが多かったので「日本に住むのに自分は適応できていないのかも」って不安でした。

これが外国に移住してそう思うのなら、母国に帰国するっていう選択もできますが、僕にとっては日本が母国なので、アメリカにあるいは他国に完全に移住をするなんて、そんな容易なことじゃありません。

 

そんな中で「適応できていないんじゃないか」という考えで不安を覚えてしまうのは絶望感は大きかったです。

 

SNSやワイドショーが見るのが苦しかった 

コロナが日本でも流行りだして、その不安や不満が爆発しているかのようにテレビのワイドショーやTwitter、周りでも怒りや不安に溢れていましたね。

テレビをつけると不安やコロナへの対応の怒りばかり、そういった言葉や感情の中にいるのは本当に苦痛でした。

 

挙げ句の果てにはSNSとかでは「こういう時怒らないからダメなんだ」みたいな発言をする人もチラホラ目にしました。

もちろん、そういう人達の言っていることは充分わかるけれど、精神的に不安定になっている時にそういった感情に囲まれるのはかなり辛かったです。

 

テレワーク中のお昼の時間はヒルナンデス!を見ていましたね。

ヒルナンデスって本当に平和なんです。笑

 

ポジティブな映画やドラマを見るようになった

現実が辛くて、映画やドラマに完全に逃げ込んでいましたね。

感動できる映画やドラマを見て、「明日から頑張ろう」って奮い立たせたりすることはあると思うのですが、そういった映画やドラマを見てなんとか立てていた感じですね。

 

ちなみにその時に観た映画はジムキャリー主演の「イエスマン」とかNetflixで配信されている「グッド・プレイス」です。

 

まとめ

こうやって振り返ってみると、たくさんのサインが出ているんですよね。

だけど、その全てを「疲れているから」「忙しいから」「気のせい」みたいな感じでずっとごまかしていました。

 

初めて妻に打ち明けた時に、特に身構えて話したわけではなくて、いわゆるその場の話の流れで「今の自分の心が弱っているのかも、、」って話したのですが、その頃はもう自分で背負いきれないことを無意識に自覚していたのかもしれないです。

TOKIOのリーダーが某メンバーの会見を話した時に「まだ崖っぷちにいると思っているけれど、もう崖に落ちている」みたいな発言をしていたと思うのですが、まさに自分が言葉通りにそうでした。

 

まだ適応障害うつ病になっていなくても、僕みたいに心がサインを送っている場合はあると思います。

少しでもいつもと違うような不安があるのなら、僕のように自分の心を誤魔化さずに早めに身近な人に相談したり、心療内科で診てもらったりをお勧めします。

 

 

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