適応障害と僕の生きる道

30代で「適応障害」と診断された僕の心と向き合うための生活日記。

ストイックとトゥーマッチの違いとはなんなのか?

これから自分自身も気をつけなきゃいけないなぁって思うことなんだけれど、最近、「ストイック」と言う言葉と「トゥーマッチ」って言葉が混合されてしまうことが多い気がします。

というか、ストイックって言葉に対して、トゥーマッチって言葉が使われることがあまりないので、頑張っている人のことを「ストイックな人」って言うことが多いですよね。

 

だけど、この2つの意味を履き違えてはいけないですね。

 

ストイック "Stoic" ・・・自身を厳しく律し、禁欲的に己を持する、という意味のこと。わかりやすくいうと、さまざまな欲求に左右されず、自分で定めた基準を厳守して行動する

 

トゥーマッチ "Too much"・・・手に負えないもの、とてもかなわないもの

 

僕自身、今まで周りから「ストイックだね」って言われることが多くて、言われるとちょっといい気持ちになるんですよね。
それで「もっと頑張ろう!」って思うのですが、いつの間にかトゥーマッチな仕事の量だったり、スケジュールになってしまって、心身ともに休める時間をなくしてしまう。

 

筋トレとかしている人は知っていると思うけれど、トレーニングすることと同じぐらい使った筋肉を休ませることは大事なんですよね。
ただひたすらトレーニングしていたら、筋肉は疲労して傷つくばかりで育ちません。

 

心だって同じですよね。

 

ひたすら頑張ることを「ストイックに生きる」と勘違いしてしまうことが多いけれど、頑張るのと同じぐらい休む時間が大切なんだと思います。

「頑張れば、頑張るほど良い。休む時間なんてもったいない」と休むことをネガティブに捉える人もいるけれど、実際はそうじゃないんですよね。

アメリカの心理学者のアンダース・エリクソンが調査で一流のバイオリニストの睡眠時間を調査したら、普通の生徒よりも睡眠時間が圧倒的に多かったと言う結果出たようです。


その調査によると一流のバイオリニストは1日に平均8.6時間と、アメリカ人の平均よりも1時間も多い睡眠時間をとっていると言う結果が出たらしいです。
さらに彼らは週に平均で2.8時間の昼寝をしているらしいです。


アンダース・エリクソンはこの結果から一流のパフォーマーの並外れた集中力を支えているのは「睡眠をとること」と結論づけました。

 

この調査を見たら、明白に休みを取ることがいかに大事かと言うことがわかりますよね。

 

ストイックと言う言葉の意味を履き違えるとトゥーマッチになってしまう。


「頑張っている」と誇らしげな自分がいたら、「ちゃんと休みは取れている?」と心に問いかけてあげることが大事なのかもしれないですね。

心と身体を分けて考えることも多いですが、心も身体の一部なのです。

 

 

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