適応障害と僕の生きる道

30代で「適応障害」と診断された僕の心と向き合うための生活日記。

適応障害を患っている僕が「なんで私が適応障害!?」という本を読んでみた!

心療内科で診断してもらうまで、自分は軽度なうつ病のような状態になっているのかなと思っていました。

 

そして、お医者さんに告げられたのは「適応障害」という精神障害のうちの一つ。

 

お医者さんの話を聞く限り、どうやら強いストレスなどを溜め込むと強い不安やストレスを特定の場面で、過呼吸など体調にも出てくるらしい。

この病気の難しいところは、人によって症状の出方が違うということ。

風邪のように熱があるから、喉がイガイガするから「風邪ですね。」ってわけではない。

自分はこの病気と向き合うために、ちゃんと病気の理解をしなければいけない。

そう思って一冊の本を読んでみました。

 

作者である乃樹愛さんが実際に「適応障害」を患った時の実体験を基にまとめれた本です。

漫画で描かれているので、本を読むのが苦手な人でもスッと頭に入ってきます。

 

誤解をしないで欲しいのが、この本を読むことで何か「適応障害」が解決ができるとかではなく、あくまでも僕のように「適応障害」という病気がどういう病気なのかが理解したい人に向けられていると思います。

 

・僕のように「適応障害」と診断されたけれど、「適応障害」ってどんな病気なの?って理解したい人。

・「適応障害」の病気を患った家族や恋人の苦しみや理解したい人。
・管理職の人

 

そんな人にオススメな本です。

 

正直言うと身近にそういう病気を患っている人がいる人に、必ず読んで欲しいです。
この本を読むといかに周りが病気の事を理解をしてあげれるか、そういった環境にいれるのかというのが大事かと思いました。


決して、僕も含めて病気を患っている当人が努力をしていないわけではありません。
だけど、自分だけでは難しいこともたくさんあります。

 

想像してみて欲しいです。


自分が適応障害だと会社に報告した時にどんな目で見られるんだろうと不安になる気持ち。

「みんな」が当たり前に行っている学校や仕事に行けなくなってしまった時の不安を。

長期間、行けなくなった学校や仕事を行くため、家を出るのにどれほどの勇気を要するのか。

 

風邪をひいたら薬を飲むように、この「適応障害」は周りの人のちょっとした支えや言葉が薬になります。
どうかこの本が病気を理解する一歩になってくれればと思います。

 

あとこの本に対しての感想で適した表現なのかはわからないけれど、「面白いなぁ」と思ったのが、本のタイトル。

 

「なんで私が適応障害!?」

 

まさにこの言葉、僕も最初に同じように思いました。
本当にボタンのかけ違いのようなもので、心が弱いからとかそういうのに関係なく、誰でも「適応障害」になる可能性はあります。
しかも、体温計で測ってわかるような病気ではなく、ゆっくりと確実に心に侵食して行きます。

 

適応障害」と診断された僕自身、最初は「風邪かな?」なんて思っていました。笑
それぐらい静かに気づいた時には手遅れになっていたりします。

 

今、日本では緊急事態宣言が解けて、学校が再開したり、会社に出勤する人も多くなっています。
そんな中「コロナ鬱」という言葉もSNSに上がってきたりしています。

 

「コロナ鬱」というとなんかポップなものに聞こえてしまいますが、それこそ精神障害への一歩かもしれません。

 

今は自分とは無関係な人もぜひ読んでみて欲しいです。

 

 

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